03:八王子
・夏の炎天下、暑いのを承知で挑戦してみた
・とにかく、木陰があると救われた気持ちになる
・ゴール直前、入間川で足を冷やすことができたのがよかった

 八王子---東秋川橋---福生---小作---金子橋---飯能 26.0km
 1999年7月24日





 7月24日、JRの八王子駅北口、そごうデバートの前に立つ。天気はぎんぎんで、炎天下の歩き旅だ。そごう前からまっすぐ北へのびる大通りを進み浅川に架かった浅川大橋を渡る。橋を渡って振り返ると、左手後方には黒い富士山が見えた。雪の無い富士山はイマイチだが、結構大きく見えたので思わずシャッターを押した。


 橋の先の交差点で左に曲がり、大和田暁通りを暫く進んでいく。16号線に出たら右折して進み、中央高速下を通過し200m先の馬場谷戸で左に折れ16号線と分かれる。瑞穂あきる野八王子線(166号線)を進んでいくと、やがて右手の丘の上に大きな建物が現れる。こんな所に何だろうと驚いた。後で調べたら創価学会関係の会館で、そこは創価大学の近辺だった。当時は、大学の前を通過したという記憶はまったく無いほどに森閑としていたと思う。


 創価大学の前を通過し166号線をどんどん進んでいくと、やがて多摩川の支流の秋川を渡る東秋川橋にでる。橋を渡った先で、河原の木陰で暫し休憩をとる。川では何人かが釣りをしていた。


 秋川を後にして166号線を進んでいくと、JR五日市線をこえた先で五日市街道(7号線)に接続する。右に曲がって街道を進み、多摩川に架かった多摩橋を渡り、直進して進み新奥多摩街道(29号線)の交差店に出たら左折して新奥多摩街道を進む。市役所前、福生郵便局前を通過し、約2kmくらい進むと右手に宗禅寺という寺が現れる。山門には医王山と掲げられ、その傍には句碑がある。この山門前の階段に腰を降ろして昼食とした。おにぎりを頬張っていると、時折心地よい風が吹き抜ける。寺の木陰に感謝して合掌。


 寺を後にして29号線を進んでいく。暫く進んでいくと右手に羽村市のスポーツセンターが現れたので、トイレ休憩をとり、かつ無料の水を補給する。日中の温度も最高潮となり炎天下の厳しさが体にこたえる。沿道の木々の木陰に入るたびに涼しさを感じながら、もくもくと歩く。道端では農家の方が農産物の直販をしていた。やがて、福生青梅線と交わる小作坂上の交差点に出るので、ここで右折し青梅線を超えた先で左折、その先の信号で右折。ここからは豊岡街道に出るまでの4km弱をひたすら直進する。


 豊岡街道(63号線)に出たら右折して進み、七日市場を通過して暫く進んでいくと、やがて東京都と埼玉県の境にある霞川の金子橋を渡る。橋を渡って1km程で八高線に遭遇するが、手前の交差点で左折し二本木飯能線(218号線)を進む。八高線の左手を線路と平行して進み、八高線から離れた先で富岡入間線と交差する。そのまま直進して進むと、道は左に、次に右にとカーブし眼下に入間川に架かる加治橋が現れる。


 ゴールの飯能駅が見えてきたので、加治橋を渡った先の入間川河原で小休止することにした。リックを降ろし、靴下を脱いで痛みだした足を川に浸すと実にいい心持ちだった。近くでは親子づれが川遊びをしていた。 入間川を後にして飯能駅までの約2kmを進んでいく。やがて駅前の交差点となり右手に進むと西部新宿線の飯能駅南口にでる。17時15分だった。駅の北口に回って商店街の喫茶店に入ってかき氷を食べ、暑くなった体を内側から冷やした。暫く涼んでからJRの東飯能駅から帰途についた。


(02つきみ野) (04飯能)

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