08:沼田
・集中豪雨のようなにわか雨には驚いた
・後閑から見える谷川岳の風景はなかなかだ
・三国街道の宿場などフィルムをケチったことが悔やまれる

 沼田---後閑---反町---日枝神社---湯宿---猿ヶ京 16.5km
 2000年5月21日





 2000年5月21日、12時25分上越線の沼田駅に下りる。途中、渋川で「日本のまんなか緑の渋川」の塔を水田の中にみたが・・・。今日は、猿ヶ京に泊まりなので遅い旅立ちにし、明日、三国峠を越えてついに越後に入る予定だ。期待と不安で胸おどる心地だ。前回は陽が落ちて、沼田駅そのものがはっきり見ていなかったので、まずは沼田駅をカメラに納める。次に、駅前の店で昼飯などを買い込んで、早速出発だ。


 駅前の十字路を左に曲がり、線路に沿って北へ向かって進む。商店街を過ぎて暫く進むと右手に児童公園が現れる。時間も昼飯時なので、ここで昼食タイムにする。公園の木陰のベンチに腰をおろし先程買い込んだおにぎりを頬張る。空模様がいま一つだなと不安を感じる。食事が終わったら早速歩きはじめる。そこから約400m位北に進み、左折して線路下を通過し、車の多い291号線(清水街道)に出る。北に向かって進み薄根川を渡る。空が一段と暗くなり、怪しくなってくる。すると、ポツリポツリと降り始めた。早速傘を出して濡れない対策をとる。恩田町を過ぎ、ナショナル建材工業の工場前に差しかかると、猛然と振り出し豪雨となる。車は道路の雨水を両側に跳ねていくので、歩行者は上からと横からとの降雨にとても太刀打ちできない。これではたまらないとその先にある電話ボックスの中に非難する。舗装道路なのに、車の轍が出来上がっていて、そこに豪雨となった雨水がたまり、それを車が両側に跳ねていくので、対向車どうしが雨水の掛け合い抗争をしているようで、恐ろしい光景が目の前で展開されている。時折、車の跳ねる雨水がこのボックスまで飛びかかってくるのだ。これではどうしようもないと、小降りになるまでボックスの中で待つことに腹を決め、車どうしの雨水抗争を呆然と眺める。


 30〜40分経つとやがて小降りとなる。しかし、車が雨水を跳ねるのでさらに待ってから電話ボックスをでて歩きはじめる。道路の右手を、できるだけ車から離れ、水たまりの有無に注意して歩く。歩行者を見つけてスピードを落とし、水を跳ねないように走ってくれる車があったりするとホッとする。そうこうしている内に空は晴れ、やがて後閑駅前となる。その先に進むと、線路の先には雪を被った谷川岳の山々が見えてくる。とりわけ、猿ヶ京への追分を示す道路標識の地点からの眺めは絵になるなと思いシャッターをきった。


 後閑では猿ヶ京に向かうため左折して利根川に架かる歩行者専用橋を渡る。ここからは273号線の車道を暫く進む。左手に見える黒岩八景という川の風景を通過した先で国道17号線、いわゆる三国街道に合流する。合流地点から600m位先で国道と分かれ右手の迂回道に進む。国道を進めば今宿、布施宿など、かつての宿場町を通過するのだが車道なので、のんびり歩ける迂回道を選択。反町、日枝神社を経由して湯宿の手前、大島で国道に合流する。大島では道路の上を横断する橋が架かっている風景に遭遇した。ゆのかさんさん橋という橋だが、かなり上空に橋を架けているのには驚いた。その先に進むと湯宿となり、右手の昔の宿場内の道を歩いてみる。


 湯宿を後にして、三国街道を暫く進んでいくと右手の家の彼方に谷川岳が見える。空はやや赤くなってきている。上り坂の連続でかなり息が上がってくる。はあはあ、と上っていくと視界が開けた先に今夜の旅籠であるシャトー猿ヶ京が見える。赤谷湖の前かと思っていたが、その手前だった。早速入って見ると、大きくて綺麗なホテルで、しかも温泉は露天風呂付き大浴場だ。団体客で賑やかだったが、なかなか良かった。


(07前橋) (09猿ヶ京)

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