11:越後湯沢
・越後の初秋を感じるルートだった
・途中でトイレに行きたくなった時には本当に困った
・旧三国街道を忠実に歩いて見るのも面白いのではと思う

 越後湯沢---石打---塩沢---六日町---一村尾---浦佐 29.5km
 2000年10月28日





 2000年10月28日、東口のホテルから駅中を通って西口に出る。東口の東側を国道が走っているのでその道を辿ってもいけるがつまらなので温泉街を歩くことにする。駅前の通りを北へ暫く進むと、左手に白旗史朗世界山岳写真美術館が現れる。山岳写真家として有名な方なので知っていたが、出身は知らなかった。ここの出身なので写真館があるのだろうなと思ったが、時間もないので美術館の写真だけをとって先に進む。


 川を越えて暫く進むと左手にはスキー場が現れるが、雪の無いスキー場はガランとしているだけだ。道は右にカーブし、トンネルを二回くぐりガーラ湯沢駅の前を通過する。その先で国道17号線に合流し、国道を進む。暫く歩いていると右手下に線路と平行して続いている小道があったので、国道の土手を下って強引にその小道にでる。魚野川沿いの道から越後湯沢を振り返ると、なかなか味のある風景があったのでシャッターを押してみた。道は川沿いに進み、民家が多くなると「ゴミステーション」なる洒落たゴミ集積所が登場する。


 旧街道と思われる道を進み、石打の町中を通過して上一日市付近にさしかかると田圃の脇に四つの石碑が並んで現れる。戦争に招集され、4人も亡くなってしまった木村さん方の悲しみを現しているようだった。そうこうしている内にトイレに行きたくなり、ガソリンスタンドでトイレを借りようかとなる。運良く(?)バッティングセンターが右手に現れたので、右手奥に寄り道してセンターの方に話してトイレを拝借する。やれやれだ。


 旧街道と思われる道は南田中で一旦国道と合流する。が、すぐに分かれて進むことになる。その地点で右手に魚野川が近づいているので、川岸で昼食とするため、土手に登って見たが河原にはススキが繁っていて降りられないので、土手の上で昼食タイムとする。ホテルで作ってもらったおにぎりを頬張り、お茶を飲む。川面は秋の陽を跳ね返して光り、河原のススキは穂を白くして秋を告げている。


 さて、昼食タイムもそこそこにして先に急ぐことにする。蛇行する旧街道と思われる道はやがて塩沢の駅近くを通過するので、交差点で駅前の風景を撮っておく。


 道は六日町の外れで国道と再び合流する。騒音と排気ガスの中を黙々と国道を進んでいくと、やがて関越自動車道のガード下を通過する。その先で右手に旧街道と思われる道があり、五日町を通過するのだが、疲れてきて足が痛みだしたので蛇行するルートを止めて、直進する最短の国道を進むことにする。


 九日町の信号の所でY字路となり、左手の旧街道と思われる道に入る。道は片側がやや色違いとなった不思議な道だ。暫く進んでいくと、次回歩くであろう十日町へ行くための一村尾の十字路にでる。一応シャッターを押しておく。直ぐ近くを走る国道側にはコンビニ・セブンイレブンがあるのでそれを目印にすればいいことを確認して先に進む。


 再び国道と合流して進むが、急に空が曇りだし、今にも降り出しそうになる。急いで歩いていくと、Y字路にでる。浦佐の駅に最短で向かうには国道と分かれて左手に進む。やがて浦佐駅前通りと交差する道にでるので右折して駅前通りに進む。いつの間にか空は明るくなっている。やっと浦佐の駅につきリモコンで自分撮りをして今日の工程は完了。新幹線で帰ったら、一日かけて歩いた越後湯沢まではたった10分弱だった。


(10三国小前) (12一村尾)

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