10:三国小前
・越後の中秋を感じるルートだった
・二居峠からの降り道は山道であるにもかかわらず舗装されていた
・昔脇本陣だった池田屋旅館は今でも営業しているようだ

 三国小前---二居---二居峠---三俣---芝原---越後湯沢 18.5km
 2000年10月27日





 2000年10月27日、苗場の三国小学校前に行くために越後湯沢の駅前からバスに乗る。小学校前で下車して周りを見ると紅葉が始まっていた。バス亭付近の白樺とすすきが秋を語っているようで思わずシャッターを押した。


 三国小学校を後にして二居宿に向かって国道を進んでいくと、所々に秋を感じさせる紅葉が目に止まり、その都度シャッターを押してみる。二居宿の手前でY字路となるので右手に進み、国道と分かれ二居宿に入る。


 宿場内を進んでいくと宿場の外れで峠への登り口が現れるので、トンネルを避けるため峠への道を進むことにする。道の途中、金色に輝く紅葉にであう。秋の街道は味があるな~と感じつつ登っていくとやがて二居峠にでる。峠で一休み、苗場方面を眺めると国道の両側が色づいていた。


 二居峠からの降り道は何故か舗装されている。田中角栄の地元なのでなのかな~と勝手に解釈しつつ下りていく。山道の風情がこれでは失われていると文句をいいつつも、舗装されているので流石に歩きやすいなと思いは複雑だ。そうこうしていると、やがて金色に輝く紅葉が現れる。残念ながら傍に電柱が立ち絵にならないなと惜しみながらシャッターを押す。


 国道に再び合流して暫く進んでいくと、Y字路が現れ、右手に進むと三俣宿に入る。宿場内を進んでいくと、左手に古風な造りの池田屋旅館が現れる。旅館の前には脇本陣であったことが解説されている。珍しいなと思いシャッターを押してみる。旅館の看板が有るということは今でも営業しているのかもしれない。


 三俣宿から先の国道には八木沢トンネルや芝原トンネルがあるが、狭くて怖いトンネルを通らない旧道があるので暫くその道を進む。七谷切の所からは右手に折れて国道と分かれ、越後湯沢に通じる近道を進む。途中、稲刈りが終わった田圃の土手で傾いた陽を浴びながら一休み。もう少しで越後湯沢にでるので一安心だ。お菓子を食べ、エネルギーチャージをしたら、その後は一気に越後湯沢まで進む。


 越後湯沢駅前に着いたので一休み。その後石打で泊まる旅籠を電話で探してみるが皆断られる。駅前の総合案内所で石打で泊まることができないか尋ねたらやはりダメだった。やむなく越後湯沢の東口のビジネスホテル・やなぎに泊まることにする。スキーだけで有名な所はスキーシーズン以外は泊まることができないのだと分かった。


(09猿ヶ京) (11越後湯沢)

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