ウォーキングの合間の無駄口
前回に続いて街道の近況調査を報告します。今回は有壁宿から一関宿へ向かう山道の出口付近、真柴の祈祷付近の状況を報告します。以前私が歩いた2010年の10月の1カ月後にボランティアの方々が藪を整理して復活させたルートを県道260号側から歩いてみました。旧力建リフォーム工業(廃墟)の建物横から街道に入り逆コースであるいてみました。草は伸びているものの藪ではないので草を踏みつけて歩けるのでなるほど、なるほどとこの先を期待して歩きました。熊よけの鈴をならして坂道をのぼっていきますと、杉の林となり平坦な道となりました。先に進むと次第に篠が邪魔をするようになりましたが、それをかき分けて進みます。しかし、沼の近くになったところで、20~30m先に杉の林が見えるあたりで篠藪にブロックされて進めなくなりました。2m弱まで育った篠が密集していてまったく前に進めなくなっているのです。なんとか迂回できないかと左右にいってみましたが、とにかく篠が育ちすぎていてダメでした。そこで前進は断念して撤収しました。なお、以前のときに切られた篠は50~60cmに育ってしましたが、その後に育った篠は2m弱まで育ってしまったようで、沼の周りは再度整理しないと歩けないようでした。そこで、以前に歩いた(株)ミチノクの横を通って、沼の向こう側に回ってみましたが、このルートは以前とかわらず残っていました。しかし、6年前に復活させたルートの入り口を探してみましたが、道の右手の草がかなり繁っていて右手に分岐する箇所が見つかりませんでした。ということで私が恐れていたとおり、通行する人が少ないので復活させた街道が再び藪に埋もれてしまうのではないかということが現実になっていました。街道復活から6年、人の往来がないので、やはり3年ごとにメンテがなどが必要なのかなと思った次第です。あるいは小型の四輪トラックを通過させるとかがあるといいのでは、と思って次第てす。なお、金成健康広場近くの復活街道もみてみようと思いましたが、雨に降られて断念しました。多分に藪が復活しているのではないかと思われます。なので、私がマップにのせた復活ルートは結構藪に戻っている可能性が高いなと残念な気持ちです。ということで、松前道はなかなか厳しい現状ですという報告でした。調査報告は以上です。ではまた。
先日、笹目子トンネル周辺の旧街道の様子を調査してきました。沼宮内宿から一戸宿までのマップを載せたときに廃止になった旧街道と迂回路を表示したので、現実にあっているのか気がかりだったので現地にいって調査した次第です。トンネル横の小道を上り奥州街道の道標のところにでると、あたりはきれいに草がかられていました。。川底一里塚と反対の小繋川へ下る道は「この先通行禁止」と指示されていました。それを無視して沢を渡ると、登る道と下る道がある。登っていく道は送電線の鉄塔メンテ用の道だった。下っていく道は道なき道で、藪のような獣道を草を踏み倒し雑木をよけつつ強引に進むことになる。暫く進むと線路にでる。線路から土手を降りる道はないので引き返すしかない。(列車が通過するので線路横断には十分注意が必要、通行禁止になっていますので) 鉄道の敷設工事で小繋川から登ってくる道は寸断され埋められてしまったようだ。引き返してトンネルを潜って小繋川沿いの車道をたどると、川を左手に見える箇所で川岸をよくみると川石を積み上げた石垣がみえその上を道が通っているようだった。そして車道が川を横断する橋のところでは川の右手に歩ける程度の平坦な地形が続いている。(ここを歩いて確認するべきだったが躊躇してしまった。残念無念!)その先に進むと保線用の階段があり、その先で川を渡るがこの手前あたりに土手を登っていく街道があり、先に見た線路に降りてくる道とつながっていたのではないかと推測された。よってマップに示した廃炉ルートは多少変更する必要があるなと判断した次第です。近い将来に変更する予定です。今回の調査で「小繋川を見下ろし左岸の急峻な斜面に沿って進む上り下りの厳しい難所」との案内板の解説に少し迫れた気がしました。最後に、このブログを読んだ方で、どなたかがここを通過したおりに、小繋川の左岸の道らしきところを調査してみませんか、と呼びかけて今回の報告を終了します。なお、小繋川沿いの車道は現在、道路陥没で進入禁止になっていました。歩くぶんには通過できますが。ではまた。