14:新田宿(しんでん)
・人口244人、家数59軒、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠11軒
・その昔は芋柄新田と言われていたが宿駅となり新田宿となった
・宿の入口は日光山、赤城山などが見え眺望よしと言われていたが今は眺望悪し

 新田---銅市金属工業前---小山用水路---一里塚---小金井 2.9km
 2006年5月3日





 14時45分、国道4号線との合流地点の左手には羽川小学校がある。国道を500m位進むと左手に屋根付き門がたっている。ここが本陣跡の青木さん宅だ。街道に面して木門がぽつねんと立っているだけなのでやや寂しい。文化財なので解説などが欲しい・・・・。その右手の斜め後方には脇本陣があったのだが更地となり売りに出ていた。宿場内には、街道筋の面影は残っておらず、ただ国道4号線がまっすぐ伸びているだけだった。本陣跡を後にして街道を進んでいくと右手に橿原(かしはら)神社という難しい漢字の杜が現れる。


 さて、ここから先の街道歩きは難しくなる。往時の街道は国道から左斜めに分かれて進んでいくのだがその道がなく、暫く進み銅市金属工業の前で左手に入り、その先で倉庫前のジャリ道を進む。この付近に往時の石仏があるのだが銅市の倉庫の影となり目に入らなかった。街道は小川沿いの道であったようだが、今は200m先でその先へは進めなくなるので右折。


 右折して国道に出て進み、300m先でもう一度左折して小川沿いの道を見てみたが道としては残っていなかった。仕方なく、小川よりも左手の道にでて進み、旧街道との合流地点からは再び街道を進む。住宅や畑の中の街道を進むとやがて小山用水路と交差する。


 そのまま進んでいくと藤棚のきれいな家の横を通過し、その先に小金井の一里塚が現れ、国道4号線と合流する。一里塚までまっすぐな道だったであろう街道は一里塚の手前では畑になっていた。しかし、この一里塚には左右の塚が残っており榎木と欅が植えられ史跡として保存されている。ちなみに「左杉、右松」と往時の書物には書かれているらしい。この一里塚を後にして進むと、その先は小金井宿となる。



(13小山宿) (15小金井宿)

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