35:金ケ瀬(かながせ)宿
・宿場内には門構えの家や蔵があり、どことなく往時の面影が残っている
・本町の各家の玄関は訳あって白石方角向きに造られている
・大河原宿手前の検察庁の敷地内に一里塚があったらしいが見当たらない

 金ケ瀬---町尻---洋服の青山前交差点---大河原 3.2km
 2009年5月3日





 金ケ瀬宿に入ると現代的な家並みの中に門構えのある旧家や蔵造り家がいくつかあり街道筋の面影を残している。


 その他にも各家の玄関が白石の方角(南西)に向いているとガイドブックかいてあったが、確かにそうだ。どの家も街道に平行して南西向きに玄関が造られている。右手の家も左手の家もそうなのだ。その先の新町の家は逆に仙台を向いているらしいのだが確認できなかった。これは金ケ瀬宿の西側の本町には片倉藩の足軽百姓が住み、東側の新町には仙台藩の百姓が住んでいたことによるとのことだ。


 立派な門構えの家などをデジカメに納めて進んでいくと、やがて家並も尽きてY字路となり、右手に進み国道四号線に合流する。


 街道は国道四号線の途中から右手に入るとガイドブックにあるので入って見たがうまく歩けず国道に出てしまった。国道をそのまま進むのがいいようだ。(国道の左手に細い道があるが経験則でいうと、ここが旧街道ではないか、そして国道をトンネルで潜り抜け、川に沿って進むルートだったのでは、と今にして思うのだが・・・)


 国道をそのまま進んでいくと、やがて国道が緩く左にカーブする・洋服の青山の店がある地点の交差点で右手に進み国道と分かれて歩きやすい旧道に入る。ほぼ直線的な街道を暫く進むと右手にコンビニ・サンクスが現れる。お茶を補給して、ついでにトイレを借用する。冷たいお茶とお菓子でエネルギーをチャージする。コンビニを後にして少し進むと正面に小さな観音堂が現れる。そこを左折すると大河原宿に入る。



(34宮宿) (36大河原宿)

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